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脱力して豊かな響き、

美しい音色を奏でてみませんか?

​ロシアピアニズムに基づく新しい音楽の世界へ

 当教室は、ロシアピアニズム(特にゲンリヒ・ネイガウス派)に基づいた豊かな響きと音楽性を目指した指導をしております。

 

 ロシアピアニズムと言うと聞きなれない方も多いと思いますが、これは単にロシアの作曲家の曲を弾くためだけ、ロシア人ピアニストのためだけではありません。このピアニズムを確立したのがロシア人であったのでロシアピアニズムといわれています。その人は、ピアニストで教育者でもあったゲンリヒ・ネイガウスでという人です。

 ロシアピアニズムとは一言で言うと「合理的に身体を使って豊かな倍音を含んだ美しい響きを伴う演奏方法」です。昨今では国際コンクール上位入賞者にロシアピアニズムを学んでいる人が多いため注目されるようになりました。しかし脱力奏法という名で少々間違ったように解釈されているようです。

 このピアニズムは古くはフレデリック・ショパンまで遡ります。彼はピアノの構造について熟知しており、作品にも影響しています。ピアノは打楽器的な要素がありますが、彼は歌う楽器として扱っていたといわれています。つまり声楽のような極上のレガートを生み出すことができると考えていたようです。

 その後、彼の奏法は残念ながらごく限られた人にしか継承されなかったため指導者も少なくなってきました。しかしその伝統を大切に守り、継承しているのがロシアピアニズムなのです。

 私が現在も研究を続けているゲンリヒ・ネイガウス流派は、ロシアピアニズムの中でも特に豊かな倍音・美しい響きや多彩な音色を求めるショパンに一番近いとされる流派です。彼の弟子にはスビャトスラフ・リヒテルやエミール・ギレリス、レフ・ナウモフといった有名なピアニストがいます。また、世界的に有名なピアニストのマルタ・アルゲリッチやラン・ラン、セルゲイ・ババヤン、ダニール・トリフォノフもロシアピアニズムを継承した演奏をします。

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